中卒労働者から始める高校生活5巻のネタバレ・感想【結局、親との問題】
こんにちは。ヒロです。
ラノベみたいで、しかも暗い感じのタイトルに惹かれて、
中卒労働者から始める高校生活を読んでみました。
4巻では、あかりという真実の中学時代の同級生が
新たなヒロインとして現れました。
この漫画は今のところヒロインが、莉央、若葉、あかりといるわけですが、
どの女の子もかなり暗い過去、一面を持っています。
莉央はいとこに性的虐待をされ、若葉は子供を産んでから通信制高校に入学、
あかりは中学時代からの真実のストーカー。
まあ、父親が刑務所に入れられて中卒で働いている真実がいちばんつらいんですけどね。
5巻では、文化祭が終了するあたりから始まります。
その際、莉央があかりに真実の彼女宣言をして、
あかりもとりあえずは敗北宣言をします。
あかりもストーカーにしては案外物分りがいいんですね。
刺した、刺されたの展開にはならなそうです。
ストーカーが手を引いて、一件落着と思いきや、
真実や莉央にはまだまだ問題が残っています。
真実の父親がそろそろ絡んでくるとおもいきや表立っては出てこないのですが、
そういった保護者関連の問題に関して真実は働き先の社長と衝突します。
社長は良かれと思ってやっているんですが、
真実は素直にそれを受け入れられないんですね。
真実もだいぶ成長してきましたが、まだ本質的な問題は解決してないようです。
一方、莉央に関しても親との和解がまだ出来ません。
タクヤからの性的虐待に関してずっとSOSを出してきたのに、
スルーされていたわけですからね。
二人共結局、親に関する問題でもがいているわけですが、
全く状況は違うのでその対比が面白い巻です。
犯罪者の親と裕福だけど子供の気持ちに気づかない親。
どっちか片方だけを描写したマンガは多いですが、
両方を描いたマンガは思いつきませんね。
冒頭でも書きましたが、この漫画の主人公とヒロインは、
みんな重いものを抱えているわけです。
「幸せはみんな同じ様な形をしているけど、不幸は人それぞれ」
という言葉を思い出しました。
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